なぜイマーシブシアターに興味があるのか?(ディズニー話)

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みなさま、こんにちは!
お久しぶりの投稿になりました。

clubhouseで何か話したいな、
何を話そうかな、と色々考えていた内容を、
結局clubhouseではなくブログに残すことといたしましたw

私は喋りが苦手で文章にするほうが好きなので…
(上手とは言ってない)
文章でもだらだら書いちゃうけど。

電話が苦手だし、オンラインミーティングも始めた当初はかなり苦手だったけど
さすがにこの状況が1年も続けば少し慣れました…。(何の話)

けれど結局ここに戻ってきました。
最近は自分で遊びに行くということが無く、
備忘録としてここに書いていたのもあり
更新ストップしてましたが
今後は思想とか考えもより積極的に投稿していきたいと思います!

というわけで、前置きが長くなりましたが
今回は私はなぜイマーシブシアターに興味があるのか?についてです。

キッカケとなったディズニーの話


私がなぜイマーシブシアターに興味があるのか、を自問したとき
「ディズニーのショーが好きだから」という答えに至りました。
私がイマーシブシアターを語るうえでディズニーは外せません。

ここからしばらくは、ディズニーを好きになった経緯が続きます。
長々と余談が続きます。
(流し読み推奨)

小中学生の頃は人並みのディズニー好きでした。
パークも映画も。
小中学生の頃は大人びていたので(?)
なぜだか残酷な世界が好きでした。グロいのとかにも興味を持ちました!
成長とともに、その趣味趣向が変わっていったように感じます。のめり込んだのは高校生です。

数年ぶりにTDLに母と遊びに行って、普段はあまり見ないショーを見ることになりました。
それがショーベースで行われていた「ワンスアポンアマウス」でした。
当時ショーパレ見るならアトラクション派だった私は、
ラインカット直前にたまたま入ったので、立ち見席の一番端から見たのですが
その素晴らしさから、雷が落ちたような経験をしました。
アトラクションも楽しいけれどショーも楽しい。

アトラクションも好きなのですが、絶叫系に乗ってストレス解消!というよりは
「異世界に入る」「物語に入る」という体験を求めていました。
その時、ショーでも同様の体験が得られると改めて思いました。
それまでの人生でも劇場で演劇やミュージカルを見ることがたまにあったのですが、
たのしい~くらいでそれ程ハマることは無かったです。
しかし、この経験を機に興味を持つようになりました。

小さいころから「物語を楽しむ」という体験全般が好きです。
ドラマや映画といった映像を見ることも、ゲームをすることも、
絵本や小説、漫画を読むことも、すべてそれに通じていて、
どの手法が自分にあっているかでその人の趣味になるわけですが、
その中で自分は「リアル」「空間」の要素があるものが好きなので
テーマパークの「アトラクション」「エンターテイメント」に繋がるのかな、と思います。

その日以来ディズニーが大好きになって、まずは手軽なところからレンタルビデオ屋さん(当時VHS)でディズニー作品を見漁り、
TDR情報雑誌のディズニーファンを買って読んだり、インターネットで情報収集したりしていました。
時期が2001年とかで、TDSが出来たころでした。
外国好きの私としてはTDSにも大変な興味を持ちました。(プレビュー時期に行けている人を横目にみつつ)
ちょうどそのころテレビでもめっちゃ特集してたんですよね…
(パパパパパフィーでディズニークエストみたいなのやってたのめっちゃ覚えてる。)
念願の初TDSは開園1年後とかでしたが、その世界に心奪われました。(めっちゃ空いてたな)
当時、今のようにSNSが無かったので個人のホームページの掲示板(BBS)に書き込んで交流をするスタイルで、ファンの方とコミュニケーションを取ってヲタク仲間を増やしたり、オフ会などにも参加をしてみたりしました。

4年制の大学に入学しました。
なんと念願のキャストになりました。お土産屋さん。
土日キャストで、勤務前とかインしたら交通費も出るしいいかも!とか思って共通年パスも購入しました。
69,000円くらいですね。
そこからは4年間、週3~週5くらいで通いました。人生が変わりました。

アトラクションを一通り堪能しつくしたら、あとはショーパレメインになります。
大学でも外国の文化やエンターテイメントを学んでいったのもあり、
趣味というよりはどんどん研究チックな存在になっていきます。
いろんなスタイルのエンターテイメントを学ぶと、
おのずとアイディアも生まれてくるようになります。
その後の進路はエンタメ関係に進みたいと思うようになっていきます。

当時、就職氷河期でもあり、そもそも就活はじめたのが遅くて、
本当に面接とか苦手すぎて、100社以上受けて、
なんか熱意の差も出てしまって全く就職先が見つからなかったんですが、
もうそろそろ卒業というタイミングで、
内部で募集されていたショー運営のステマネ職に就職が決まりました。
びびりました。

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テーマパークのショーとイマーシブシアターの共通点


ここから本題です。
ディズニーのショーは劇場で行われるステージショーと屋外で行われるショーの2タイプあると思います。
テーマパークの醍醐味は屋外ショーだと思いますが、4年間通い続けた私はかなり様々なスタイルを見ることができたと思います。
ディズニーシーの入り口、メディテレーニアンハーバーで行われるショーを例に出します。

ハーバーショーは円形ステージのような水上で行われるショーとその水上ステージを囲む陸地で行われるパフォーマンスの両方で構成される公演が多いです。水上ショーに関しては、角度は違えど、見るものは概ね同じものを見ます。
陸地に関しては違います。これはディズニーランドのパレードも共通する点ですが、見る場所によって違います。
作品により陸地の使い方(ステージング)も様々です。違いの大小も様々です。
例えば1日1回お昼に行われるレギュラーショーの「ポルトパラディーゾウォーターカーニバル」や「レジェンドオブミシカ」は大きく分けて5つのエリアに分かれた陸地に、各エリア同じ登場人物(ダンサー)が出てきます。エリアの地形によって登場人物の数やステージングは異なります。
ポルトでなら、ストーリーテラー、ジェスター、ハーレクイン、シップホイール、フールズ、アドバイザー、ベネツィアンレディの7つの役。
ミシカなら、ドラゴン、バタフライ、バードレッド、バードブルー、フェニックス、ヒドラ、ユニコーンの7つの役。
これらの役が各エリアにそれぞれ1人以上おり、地形やエリアの広さにより配置人数配置場所が異なります。
また、キャラクターはそれぞれ違うエリアに登場します。
この2つのショーに関しては、ステージング演出が異なるくらいですが、イベントショーの「フェアリーズプリマヴェーラ」はTDLのパレードに近く、各エリア別の登場人物・パフォーマンスが行われます。世界各国のフェスティバルがテーマになっており、フランス、スペイン、中国…などの民族衣装を着たダンサーやキャラクター、国ごとに全く違ったパフォーマンスが行われます。こちらは先ほどのショーに比べると見る場所によって大きな違いがあります。
一つの音楽で一つのメインストーリーで進んでいます。大きく違うのは見るものです。また、エリアによりMCやシンガーが異なれば彼らの声も異なります。

私はこの「見る場所によって変わる演出」が好きなのです。
地形によって変わるステージングが好きだったのです!
(けれど残念なことに数年前、ハーバーには本物の「ステージ」が出来てしまい、どのショーも見栄えが一緒になってしまったように思います…!!!これはTDSの入場者数が増えたことが原因なのです…複雑です…)
言い換えれば、同じ時間に見れない部分が存在するという点。
いろんな場所から見たい!という気持ちが生まれ、それをより手軽に可能にしてくれるのが年間パスポートという存在なのです。
年間パスポートは偉大なのです。

パレードやハーバーショーといった屋外ショーの最大の魅力は距離の近さにあると思っています。
これはポルトを初めてドック2というエリアで最前列で観た時に、その近さに驚愕したのです。
目の前で!!!!ダンサーさんのパフォーマンスが行われるのです。
今まで劇場といった空間で演劇やミュージカルを見ることが普通でしたから、その斬新な体験は、またしても雷が落ちたのでした。
贅沢すぎる。立ち見なので目線も一緒なのです。パレードよりも距離が近いし時間も長いのです。至福の時間なのです…
そして距離が近いからこそ可能になる「1:1のコミュニケーション」というものがあります。
この要素は意図的にいれて制作されています。特定のゲストだけに対して、何かしらのアクションをするのです。
お誕生日シールを見つけたら「ハッピーバースデー」と実際に声をかけたり、かわいいお洋服やグッズを見つけたらそれを指さして反応したり、ハイタッチしたり、握手したり、ウインクしたり、カメラに目線を送ったり…。
それがすっごく嬉しいんです。本当に幸せな気分になれます。パーク側は出来るだけ多くのゲストにそういった体験ができるように構成しています。

この2つの要素が、自分がテーマパークのエンターテイメントが好きな主な理由なのだと思います。
前提として、「テーマパーク」ですから、そのショーが行われる舞台・物語の世界観もちゃんと構築がされている、というのも重要です。
以上の3要素が入ったエンターテイメントは、テーマパーク以外で楽しむことは出来るのだろか?という疑問が浮かびました。
私が住んでいる埼玉から舞浜は遠いですから、もっと近いところでその体験を求め、いろいろと調べました。
もちろんディズニーほどの規模でなくて良いのです。あの規模のエンターを常設でやるなんてディズニーしかありません。

近いところでナンジャタウンがありますが、求めるショーは無いようです。
ショーパブにも行ってみましたが、水商売っぽい雰囲気が合いませんでした。
この要素のエンターテイメントは、やはりテーマパークでしか体験できないものなのだ、という結論にいたります。

規模は小さくとも、これらの要素を含んだコンテンツが作りたい!という気持ちから自分の制作活動が始まります。
その話はさておき…

このエンタメ捜索の時期、逆に海外でディズニー以外でこういったエンタメはあるのだろうか?と調べた時に見つかったのがSleep No Moreであり、さらにそれを調べた結果、イマーシブシアターという言葉にたどり着きました。2016年のことです。

イマーシブシアターは私が求めていることに近いらしい


わたしが求めていることは、テーマパーク以外で

1.物語の舞台と世界観がしっかりしていること(空間美術・衣装など)
2.観客全員がすべて同じ体験をするのではなく、少しでも体験の違いが生まれること
3.出演者との距離が近くコミュニケーションが発生すること

イマーシブシアターはこの3大条件を満たしているのではないか?という考えに至り、それ以降ワクワクが止まらずにいっぱい調べました。そして日本でもイマーシブシアターやこの3大条件に当てはまる演劇・コンテンツを調べては通う日々が続きます。それが2017年で、その備忘録をこのブログに残しています。
で、わたしが世界観的にドンピシャなのはディズニーだから、ちょっぴりテンション低めな感想になることもあるかもしれませんが、体験内容的には私が求めていることにマッチしているので、その部分では大変満足なのです。

これまでの振り返り…(代表的な作品のみ掲載)
2017年2月 個人的はじめてのイマーシブシアター 劇団地下空港 サファリングザナイト(素晴らしい!)
2017年2月 自主公演にて客席もステージの一部という演出を取り入れる
2017年?月 日本で初めてイマーシブシアターという単語を使った公演が誕生する(素晴らしい!)
2018年3月 上海にて念願のSNM参加(素晴らしいけれど、全力疾走の演出に否定的)
2018年5月 バイト先のinSPYreでイマーシブシアターを企画させてもらう(先取りしすぎて集客できず)
2018年9月 USJ ホテルアルバート登場「イマーシブシアター」の知名度UP
2019年2月 NYにて念願のSNM/TSF参加(SNMで否定していた要素がTSFにて解消される)
2019年8月 DAZZLE Shelter
2019年9月 USJ ホテルアルバート2
2020年2月 サクラヒメ
コロナ禍…オンラインイマーシブシアターの流れ
きださん インサイドシアターや泊まれる演劇 イマーシブシアターの言葉がまた広まる
2020年10月 3ベル ドラマティックダイニング 等

日本でもいろんなイマーシブシアターが楽しめるようになりました。
それ故、自分の中でイマーシブシアターの中でも好みが大きく分かれそうな作品もでてきました。
イマーシブシアターに興味をもつ者としてはそれも良いことだと思っております。

話を蒸し返しますが、こだわりの3大条件について、都内で気軽に行ける施設ってどこかありますでしょうか?(永遠のテーマ)

以上が私がイマーシブシアターに興味をもった理由なのですが、この経緯ってイマーシブシアターファンの中で少数派なのではないか?と最近思っていて、それも気になるところなのです。その件についてはまた別の機会にお話ししようと思います。

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