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カラフル歌合戦プレショーでのノンバーバルコミュニケーション

FANTASIAのイマーシブシアターを体験し、ノンバーバルなコミュニケーションやパフォーマンスについて考えさせられたので、思うことを語っていきたいと思います。

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まず、「ノンバーバル」なコミュニケーションというのは、「言語によらない」コミュニケーションということ。
セリフは一切無く、アクションと表情で伝えます。
日頃ノンバーバルコミュニケーションをする代表的な人たちは、いわゆる「中の人」だと思うんですね。
彼らは表情も隠れてしまうため、動作のみで表情を生み出します。
きぐるみ系のキャラクターに表情を与えることが出来るなんて、本当に凄い技術だと思います。
それ以外だと、ピエロなどでしょうか。

いずれも、会話で意思疎通を図る人間にとって、ノンバーバルコミュニケーションで観客を楽しませると言うのは、とても高度な技術なのではないかと思っていました。
だから、FANTASIAで、即席な感じのノンバーバルコミュニケーションを求められても、そりゃ上手くいかないだろうなって思ったのです。
それだったら、よっぽど「カラフル歌合戦」の色の精が行ったノンバーバルコミュニケーションのほうがウケてたな、と思い出しました。
そうでした、わたしたちもノンバーバルなパフォーマンスを既にやっていたのでした。

軽く説明いたしますと、開演前の客入れの時間にプレショーとして行いました。
色の精は、「カラフル歌合戦」にとって、ディズニーキャラクターのような位置付けのメインのキャラクターです。そのキャラクター達と写真を撮ったりするキャラクターグリーティングのような事がしたいと思っていました。
ヴィジュアル的にもインパクトがある為、自分が観客だったら、このキャラクターたちと写真を撮りたいと思うはずだと考えました。(思うだけでシャイだから撮れない)そういった体験も観客にとっての、楽しい体験の1つになって欲しかったのです。

設定は、「最新技術を駆使して完成した等身大の色の精ロボット」が動き回るというもの。
動きは人間そのものですが、会話機能はありません。なので喋りません。
まさに、ディズニーのキャラクターという感じです。
その設定に関してだったり、自由に写真を撮ってください、というのはアナウンスで観客に周知させています。
キャラクターのサポートとして、近くにはスタッフも配置し、ボケのキャラクターとツッコミのスタッフというようなポジションも出来ましたし、キャラクター・スタッフ・観客の三者でのコミュニケーションも生まれました。
スタッフの動き方はなかなか難しかったようですが、色の精の対応力は想像以上でした。

ディズニーのキャラクターグリーティングの例と共に、もう1つこのプレショーの参考として用いたのが、ディズニーシーで過去に行われていたアトモスフィアショー「リビングスタチュー」です。
TDS開園から5周年頃まで、メディテレーニアンハーバーに居た、生きた銅像です。
海外ではよく大道芸人がやってますよね。イタリアにも実際に居たと思います。
普段はじっと動かない、でも写真を撮るときに動く、見ている人は面白い、写真を撮っている人はなんのことかわからない、それがまた面白い、あとで写真を見てようやく気付く、といった内容のアトモスフィアです。
稀に日本人の女性がやっていたような事があった気もしますが、普通は外国人の男性と女性のペアでした。
白塗りなので日本人が混ざってもわからなかったかも…
でも、本場でやってる人を連れてきたのか?とも思うほどのアトモスでした。

キャラクターグリーティングも写真撮影以外のコミュニケーション要素がありますし、リビングスタチューしかり、写真撮影であってもエンターテイメント要素のあるものにしたかったのです。

ただ、ノンバーバルパフォーマンス。
セリフを喋らせない理由としては、本編の演出の為です。

実際、お客様が入った状態でないと、様子がわからなかったので、お客様が居ない状態での簡単なリハのみで、あとはぶっつけ本番という感じでした。実は、あまり期待はしておらず、失敗するかもしれないとも思ってましたし、どうなるか想像が付かないからとりあえずやってみたい、という気持ちでした。
自分だったらシャイだから、色の精を見て見ぬフリするかもな、とか、避けてしまうかも、あまり絡んで欲しくないかも…なんてあえてネガティブな想像をしてみて…でも、とりあえずやってみたかった。

そして、やってみた結果、凄く上手くいったと思います。
っていうか、今考えると、なんでみんなあんなにノンバーバル上手だったの。
初日の感じを見て、微調整していく予定でしたが、初日の時点で既に正解な感じがあったので一切手を加えず最後まで行きました。
やっぱり見た目がもう人間じゃないからか、やる方も一気に変身出来るのかもしれないし、観客からもわかりやすいというのがあったかもしれません。
明らかにキャラクターだから、何か楽しませてくれるかもしれないという期待が生まれる。
FANTASIAでも、一人だけ白塗りした全身白のキャラクターが居たんだけど、それが一番絡みやすい雰囲気があったかなって思うんです。他の人間っぽい出演者の方に比べたら。
だから、見た目も凄い大事なのかなって思います。
見た目人間だと、観客からしたら喋ればいいじゃんって思うし、常識的なことをする普通の人って感覚が消えないし、(だからパフォーマーとして変わったことをすると、今度はそれがサプライズに繋がる)人間じゃないような見た目だと、「喋れないのかな」って心構えが出来るのかもしれない。
うちに関しては「ロボットです。喋れません。」と紹介したうえで歩かせましたが。
それで無言で絡みに行っても受け入れてもらえた。
ただ、一緒に写真撮影してる人はいなかったね。
え?それって失敗って言うんじゃないの?って思いました?
いや、別にそれならいいのです。観客が楽しんでいたというのは伝わってきたので。
寒い空気にはなっていなかったと思うのです。
それを感じたら、即中止しようと思っていたので。

ってゆーか、お客様がキャラグリ慣れしてる方多かったー。
ディズニーファンのお客様、本当ありがたい。
盛り上げてくださる。
キャラの扱いになれてらっしゃる。
本編の客いじりの際も実感した事ですが、本当に今回の大きな発見の一つです。

ちなみに「ダンス」もノンバーバルパフォーマンスと言って間違いでは無いようです。
パントマイムはもちろん、STOMPであったりブルーマングループといったショーもノンバーバルパフォーマンスのくくりに入るそうです。
日本ではギアという作品が有名ですね。
近年、明治座で行われていた「SAKURA」というショーもノンバーバル。これは実際、見ました。
っていうか、セリフの要素がないエンターテイメントはみんなノンバーバルパフォーマンスか!

個人的にこういったノンバーバルパフォーマンスと、ディズニーのキャラクターグリーティングのようなノンバーバルなコミュニケーションでのエンターテイメントは、ちょっと分けて考えてます。

sleep no moreもノンバーバルパフォーマンスでしょう。でも必要なときは普通に喋るから、またちょっと違うかもしれません。
FANTASIAは完全にセリフ無しだったから…なんか微妙だったのではないかと。

個人的にノンバーバルコミュニケーションを多く取り入れたエンターテイメントやノンバーバルパフォーマンスというものが好きなので、人間っぽくないキャラが行うノンバーバルパフォーマンスは今後も取り入れて行きたいなと思います。ノンバーバル研究!
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