2023年に引き続き、当ブログのX(旧Twitter)アカウントでお聞きした「あなたにとっての2024年ベストイマーシブは?」の結果を発表するぴょん
全部で50個の回答をいただいたぴょん!
たくさんの回答、ありがとぴょん!
国内外のイマーシブ系作品コンテンツ及び団体のオススメを紹介しあうことにより、新たな発見や興味に繋げるため
※団体や作品の競い合いを目的としたものでは一切ございません。
◆対象となるコンテンツ
・主催団体が「イマーシブシアター」「イマーシブ」と謳っている、演劇・ダンス・ミュージカル・アート・ゲーム 等
・主催団体が「イマーシブシアター」「イマーシブ」と謳っていなくても、あなたが体験した際に「これはイマーシブシアターに近いのではないか?」という印象をもった演劇・ダンス・ミュージカル・アート・ゲーム 等
・野外劇、野外アート、インスタレーション、サイトスペシフィック、参加や体験要素を含む演劇・ダンス・アート・ミュージカル・ゲーム 等(広すぎるのでご自身の判断に委ねます)
上記に該当する、2024年に公演された国内外の作品
(常設公演含む。例:スリープノーモアはOK)
◆対象外のコンテンツ
・いわゆる一般的な舞台。客席とステージが別れている形式で、観客が物語に介入しない作品。
コメントの中には、作品のネタバレが含まれる内容があります。
2024年の「あなたのベストイマーシブ」として選ばれた20作品はこれだ!
泊まれる演劇「QUEEN’S MOTEL」(9票)
2024/05/17 – 08/31 HOTEL SHE, KYOTO(京都)
コメント
・どの作品もとても素晴らしく非常に迷い慎重に検討に検討を重ねた結果、今年はQUEEN’S MOTELとなりました。
理由としてはホテルに入る前からの世界観の作り方やホテルに入ってからチェックアウトするまで魔法にかけられたかのような世界観への自然な没入がとても素晴らしかったので今作品がベストかなと思いました。
・体験、話のボリューム、一人一人のキャラクター!どれも素晴らしかった
・ホスピタリティ、題材、キャスト、観客を取り込む手法など全てが良かった
・これほどまでに感情を揺り動かされたイマーシブシアターははじめてでした。
・宿泊施設という利を活かして、ファンタジーなのに現実とシームレスに繋げる物語・構成が完璧だった。
・序盤にお菓子の名前を頂くことで、登場人物にその名を呼ばれ物語により没入できたり、お菓子の名前から行われるグループ分けによって体験できる内容が変わったりする仕組みが面白かったです。
また不思議の国のアリスが作品のモチーフになっていることも物語の想像が深まるエッセンスだったように思います。ファンタジーの要素もありながら、現代的な問題も取り上げられていたりする一面も、物語をより身近にリアルに感じられる要素でした。ホテルに宿泊し最後の最後まで物語に浸れるこの仕組みは、泊まれる演劇さん唯一無二だと思っています。
また、今作からスウィングキャスト制度も導入されており、万全の状態で備えようと考え対策してくださる運営の方、スウィングキャストの方に感謝の気持ちでいっぱいです。会場のホテルの方々のホスピタリティはもちろん、キャストの皆様本当に素晴らしく、次の日の朝まで夢に浸りながら過ごす事ができました。
・ストーリーにだんだんと引き込まれる体験の作り方とショーの演出が素敵で、現実とアリスの世界観の間にいるような不思議な時間を過ごすことができました!ハートの世界の住人たちとまた会いたいような、そっと胸に閉じ込めておきたいような、そんな気持ちです。
・タイミングが良かったのだと思うが、1on1や1on2 2on1といった濃密で自分だけの特別な体験が長く続き、とても良い思い出となった。
ego:pression「鳳明館物語」(7票)
2024年3月9日〜3月24日 鳳明館 森川別館(東京)
コメント
・全体ストーリー、個別ストーリーともに素晴らしかった。また、イマーシブとしてちょうど良い関わり具合だった。どのキャストさんもダンスと表現の塩梅が完璧だった。
・鳳明館という場を最大限に活用し、作家と登場人物と編集者という多重構造。ego:pressionのクオリティを維持しつつ、より進化した感がよかったです。
・鳳明館の持つ場所の力、ego:pressionの積み上げてきた、演出、表現力の高さ、すべてが高いレベルで結実した流石の名作。コロナ禍を体験してきたエンタメだからこそ表現できた物語。
・ノンバーバル公演だとどんな場面かわからず判然としないまま見てしまうことが多いのだけど、原作があったので予習できて各キャラクターの背景やストーリが思い浮びやすかった。
・参加者の自由度の高さ、洗練され力強いダンス(特に群舞)、鳳明館という舞台を活かした物語、複雑な構成でありながら同時にわかりやすい展開、文芸性・社会性を備えた作風。幻想色の強い作品の目立つ日本のイマーシブシアター界において、やや希有な作風には注目したいです。ego:pressionのイマーシブ作品として、さらには日本におけるイマーシブシアター作品として大きな達成だと思います。これを超えることが今後のego:pressionにとって、そして他のイマーシブ団体にとっても課題になるのではないかと感じました。
・歴史感じる建築物のノスタルジックな空気を感じながら、登場人物それぞれの物語や圧巻のダンスパフォーマンスを至近距離で観られる贅沢……イマーシブシアター最高に楽しい~~!と思った、最高に楽しい3月でした!
演劇ユニットHORIZON「monoclone」(6票)
8月3、4日 LIVE ROXY SHIZUOKA(静岡市葵区)
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・世界観の作り方、人と動物のハイブリッドであるキャラクターたち、キャストの九龍に暮らしている感がとても魅力的だった。
・わたしの初めてのイマーシブシアターでした!登場人物たちの日常に迷い込む非日常感が本当にドキドキしました。部外者でもありながら、自分も物語のピースのひとつになる、絶妙な塩梅だったなあと感じています。
・
●演出が丁寧で、立ち位置がどこであっても体験に大差を付けず、終始、観客目線の配慮が光り、観客を置いてけぼりにしないオペレーション
●開始から終了まで、作品の世界観への没入感を自然に維持できる(例:今、観客が声を出してはいけない理由付けなどが丁寧に設定されている)
●会場内での観客側の移動距離が必要最低限で、演技とストーリーに集中できる
●台詞や演技の一つ一つに、しっかりと背景と意味があり、考察と推理が捗る骨太の脚本
●ライブハウス会場での、DJによるリアルタイムの抜群の音響効果
などなど数え切れませんが、演劇とイマーシブ体験の融合という意味でも完成度の高さが光る作品だったと思います。素晴らしい没入体験でした。
・今年一番夢中になったイマーシブシアターです。
脚本・キャスト・美術・演出・音楽のどれもが素晴らしく、複数回リピートしましたし、もう一度観れるならまた何度も観たいです。
作品形式としては、セリフと共に進行してゆくバーバルなイマーシブシアターで、観客たちは冒頭と結末の場面では一箇所に集まり話の大筋を理解し、それ以外の時間は各々が好きなストーリー・キャラクターを自由に追うことができました。
なお、冒頭からのオープニングダンスでは観客の参加パートも設けられるなど、ダンス好きな方にも楽しい作品となっています。
本作品の公演会場はライブハウスだったのですが、DJさんが音響オペレーターとして協力出演をされていて、その腕が操る迫力と繊細さが共存したサウンドも臨場感を高める欠かせない要素となっていました。
脚本の魅力は語り切れないので、ぜひ公式ホームページのあらすじをお読み頂きたいのですが、幻想的な世界感設定において没入感を損なうことない空間装飾・舞台衣装が実に見事で、目にも楽しいものでした。
キャストの方々については、ヒロイン役がオーディションで選考され、他のキャラクターの多くが劇団の代表者である脚本家さんが当て書きを行われたとのことで、全員がこれ以上ない適役だったと感じています。
会場外企画も充実しており、会場の隣では世界感イメージコラボマルシェが開催され、公演前後にはクラウドファンディングも実施される(支援コースによってはオリジナルキャラクター設定が与えられた)など、公演が終了した後も作品に思いを巡らせることができました。
前述のクラウドファンディングが成功し、今後も静岡で体験型・没入型演劇を作成してゆかれるとのことで、演劇ユニットHORIZONの今後の活躍に心から期待を寄せています。
・初めてイマーシブシアターを創作したとは思えないクオリティ
ムケイチョウコク「幻惑するリテラチュア/明晰夢」(5票)
9月27日(金)~10月27日(日) 文喫 六本木(東京)
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・イマーシブシアターで物語体験を最重視するならば、この作品ほど物語に没入し感動することはこれから先も無いだろう。
・コトノハという存在によって、言葉という抽象的な役割を通して世界に没入するという、イマーシブの新しい可能性を見せられた気がしたため。
・ムケイチョウコクの作ってきた公演の中で最も大規模だったのにも関わらず、どのラインにいても没入感がすごく、かつ何度も見たくなるようなしかけが散りばめられていたこと。
・最も色濃く体験感が体にのこり続けたから
ESPACT 「リ•リ•リィンカーテンコール」(4票)
2024年10月3日 (木) ~ 2024年10月6日 (日) アトリエ第Q藝術(東京)
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・脚本が秀逸でどのルートを辿っても、誰を追っても泣ける、かつキャストとのコミュニケーションも取れて没入できた。
大正レトロな感じの世界観好き、あと曲がめちゃくちゃ良い。
・初回公演なのに、脚本も演出も細かいセットも出演者もレベルが高かった。泣けた。
・追悼公演という点からストーリーを一つの建物を存分に使って没入感が素晴らしい点
・どの登場人物も本当に愛おしく、最後は暖かさと寂しさが心にずっと残るような作品でした
衣装や音楽もとても良かったです
イマーシブ・フォート東京「江戸花魁奇譚」(2票)
2024年3月1日より常設 イマーシブ・フォート東京(東京)
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・イマーシブシアターが初めてでも、強制的に没入体験ができ、世界観に引き込まれました。自然と何度も通いたくなる内容です。
クローズシアター「SIGN」(2票)
11月20日~24日 スタジオオール(愛知県名古屋市)
コメント
・イマーシブ元年とも言われた今年、数多く開催されたイマーシブシアターの中でも特に、唯一無二の体験という点で輝いていたと思うから。
・
1.チケット料金毎に見られる視点が変わっているのか面白かったから
2.観客の中にキャストが混じっていたという仕掛けが面白かったから(特別なチケットの人だけがキャストだと分かる演出があった)
3.公演前に行っても行かなくても良いアイスブレーキングの時間があったから
イマーシブポケット「故人探偵」(2票)
クラウドファンディングとして開始 12月から常設 都内23区
コメント
・キャストと一対一という濃密なシステムと現実からの地続き感がすごかった
・1on1に特化している、通常営業中のカフェで探偵と打ち合わせをすることで作品が日常生活に溶け込んでいる独特な没入体験等、この作品にしかない特徴とそれを実現するためのクリエイターの徹底的なこだわりの強さが印象的だから
Emursive「Life and Trust」(2票)
6/17よりプレビュー公演 8/1より常設 Conwell Tower(ニューヨーク)
コメント
・1929年のニューヨーク株式大暴落前夜の物語を、実際の現場であるニューヨークウォールストリートの銀行跡地で開催するという挑戦的なパフォーマンス。この没入感は他では得難く、世界のトップダンサーによるパフォーマンスもニューヨークだからこそ実現可能なものでした。このためだけにニューヨークに行く価値があるパフォーマンスだと思います。
・今年の初イマーシブに限って言うなら断然「Life and Trust」です。あの圧巻のラストを観れば誰でも文句なしに一位をつけると思うんですけど。男っぽい…と言うか、硬いと言うか、社会的な問題点を暴いている感じの作品ですかね。何せまだまだ観てない部分多すぎて語れるほどでは無いかな。ラブもエロもあるっぽいんで。
イマーシブ・フォート東京「フォルテヴィータ事件簿」(1票)
2024年3月1日より常設 イマーシブ・フォート東京(東京)
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・巻き込まれ体験が新鮮で楽しすぎて何度もリピートしているからです。また、演者さんの反応や、ゲストさんと毎回そこだけの物語ができるのが楽しいからです。
泊まれる演劇「Moonlit Academy」(1票)
2024/1/19(fri)-3/17(sun) HOTEL SHE, OSAKA (大阪)
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・物語への没入度が桁外れ
構成も秀逸でイマーシブ初心者から玄人まで楽しめるコンテンツ
西武園ゆうえんち「没入型ドラマティック・レストラン 豪華列車はミステリーを乗せて」 (1票)
2023年6月から常設 西武園ゆうえんち(埼玉)
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・アフタヌーンティーを食べながら本当に自分の真横でストーリーが進んでいきます。初めて参加したイマーシブだったのですが、こちらは基本席に座って列車を楽しむ乗客であるため、初心者でも簡単に没入でき、リピーターも席が変わると全く違う体験ができたので素晴らしいと思いました。虜です。
サンリオピューロランド 「ミステリーピューロランド 大鶴肥満 緋色のウェディング」(1票)
9/15,21,23,10/5,19 サンリオピューロランド(東京)
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・国内初事例の芸人をつかったイマーシブシアターだったから
イマーシブ・フォート東京「ザ・シャーロック」(1票)
2024年3月1日より常設 イマーシブ・フォート東京(東京)
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・ver2からはかなり改良され、何度行っても新たな発見とともに謎が深まるのが楽しいです。
体験する物語project「カジノシュレディンガー」 (1票)
2024年11月29日(金)~2024年12月15日(日) リアル脱出ゲーム原宿店(東京)
イマーシブ・フォート東京「ハロウィンパニックナイト」(1票)
2024年9月13日(金)~11月30日(土) イマーシブ・フォート東京(東京)
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・単なるゾンビイベントと思っていたが、いざ参加してみると街の住民と観光客という立場で、しっかりとした物語になっていた。
前半で仲良くなった住民が、後半ゾンビ化していたのを見ると、本当に心配に。
そして、なによりイマーシブコンテンツの中では珍しく、動画・静止画撮影やSNSでの情報交換に一切の制限がなかったのが凄い。思わずたくさん撮影して自分なりの1ストーリーを、編集して作ってしまいました。
体験する物語project「黄昏のまほろば遊園地」(1票)
2024年1月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)、13日(土)、14日(日)(再演) ひらかたパーク(大阪)
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・大人数参加でありながら、キャストも素敵で、参加した感も高く、満足度も高かった。
DAZZLE 「Unseen you」(1票)
2023年9月1日(金)~2025年5月6日(火) シャレイ白金(東京)
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・場面転換での巧みな視線誘導、観客との絶妙な距離感が素晴らしかった。イマーシブシアター初心者の方でも入り込みやすい演出、リピートすることによって得られる特別な体験、両者を兼ね備えている公演。
DAZZLE「Anemoia Tokyo」(1票)
2024.10.11より常設 非公開(東京駅近郊)
イマーシブ・フォート東京「【今際の国のアリス】イマーシブ・デスゲーム」(1票)
7月19日(金)より常設 イマーシブ・フォート東京(東京)
コメント
・時間短めですが没入感が詰まっています
ベストイマーシブ以外で良かった作品
※上記の「ベストイマーシブ」作品もたくさんあがっていましたが、ここでは割愛させていただきます。
・YASOSUKE【八十介/鳳明出版社】「赤坂ナイトクラブサスペンス」
・株式会社夕暮れ「株式会社夕暮れ 設立シークレットイベント」
・ナンジャタウン「福袋サスペンス劇場」
(日本のテーマパークではおそらく最初(1990年代のナムコワンダーエッグ)に体験型演劇アトラクションを作り出した小野プロデュースが、ナンジャタウンで復活したのが素晴らしい。)
・TOKYO NODE「MUUUSE : MUSIC MUSEUM」(株式会社カストのファイバービームショー)
・MOBEST STORIES 「ハッピーエンドはラジオのあとで」
・経済産業省「ただいまタイムループ」
・「Sleep No More」
(終わらないでの意味を込めて)(やっと行けたので)(いまさらながらではありますが、ようやく今年になって見ることのできた)
・ego:pression「MISSION8-REVIVAL-」
・イマーシブ・フォート東京「東京リベンジャーズ イマーシブ・エスケープ」
・ESPACTの記者会見
・ムケイチョウコク「Find me in LIT-Crow-Club」
・狂宴-KYOEN-「闇シゴト 案件1[飴玉ください]」
・突然ミステリー「CLUB SECRET」
・Cakeのひときれ「BAR・へヴェラール caso1 ネヴォアの中の記憶」
・E-pin企画「迷宮密室倶楽部2024~ミタテノレンサ~」
・ムケイチョウコク「ひみつのひみつのリビングのうた」
・体験する物語Project「ALICE IN THE NIGHT MYSTERY CIRCUS」
・アニメーション 呪術廻戦展「劇場版 呪術廻戦 0」編
・トランク・イン・シアター「Gild the lily」
当アンケート企画へのご意見・ご要望
・結果楽しみにしています!
・ご企画ありがとうございます。ベストイマーシブと言う事で、他の皆様の経験談やおすすめの作品を知ることが出来るのが今から楽しみです。よろしくお願いいたします。
・(素敵な企画を開催いただき、ありがとうございます!)
・いつまでもこの企画が続くことを祈っております。
┗素敵なコメントありがとうございます!お楽しみいただけましたら幸いです。
・一つだけ選ぶの難しいので、部門をいくつか分けて欲しいです…(音楽賞とか、キャストとのコミュニケーション賞とか…?)
・1本に絞るのとても迷うのでw、そろそろ最大3つまでとかどうでしょうか?
┗ご意見ありがとうございます!次回は部門を分けてみましょうか…!?
ストーリー・体験・衣装・音楽など…?トニー賞を参考に…。
いかがでしたか?
結果の感想は #ベストイマーシブ2024 を付けてつぶやいていただけるとうれしいです…!
今回は、このブログに先駆けて配信で発表をしたぴょん。いろんなイマーシブシアターを語れて楽しかったぴょん。
今年もアンケートして良かったぴょん!
また来年も開催したいぴょん!
今年もたくさんのイマーシブシアターをありがとうございました。
2025年もいろんなイマーシブシアターと出会えますように!