当ブログのX(旧Twitter)アカウントでお聞きした「あなたにとっての2023年ベストイマーシブは?」の結果を発表するぴょん
全部で75個の回答をいただいたぴょん!
たくさんの回答、ありがとぴょん!
国内外のイマーシブ系作品コンテンツ及び団体のオススメを紹介しあうことにより、新たな発見や興味に繋げるため
※団体や作品の競い合いを目的としたものでは一切ございません。
◆対象となるコンテンツ
・主催団体が「イマーシブシアター」「イマーシブ」と謳っている、演劇・ダンス・ミュージカル・アート・ゲーム 等
・主催団体が「イマーシブシアター」「イマーシブ」と謳っていなくても、あなたが体験した際に「これはイマーシブシアターに近いのではないか?」という印象をもった演劇・ダンス・ミュージカル・アート・ゲーム 等
・野外劇、野外アート、インスタレーション、サイトスペシフィック、参加や体験要素を含む演劇・ダンス・アート・ミュージカル・ゲーム 等(広すぎるのでご自身の判断に委ねます)
上記に該当する、2023年に公演された国内外の作品
(常設公演含む。例:スリープノーモアはOK)
◆対象外のコンテンツ
・いわゆる一般的な舞台。客席とステージが別れている形式で、観客が物語に介入しない作品。
コメントの中には、作品のネタバレが含まれる内容があります。
2023年の「あなたのベストイマーシブ」として選ばれた19作品はこれだ!
泊まれる演劇「雨と花束」(14票)
2023/05/19 – 07/31 in HOTEL SHE, KYOTO(京都)
コメント
・約4時間という体験時間ではあるが、物語に一番没入でき、心に強く印象が残った体験だと感じたから
・役者ではなくそこに生きる人達に出会って、一晩を過ごしたような気持ちになれるくらい没入感が凄かったからです。朝まで続くこの体験は本当に唯一無二だと思います。
・ボリューム、没入感、キャストとの対話、ストーリー、全部素晴らしかった。参加者が誰もおいてけぼりにならない構成と配慮があってとても満足度が高かった。
・演出ひとつひとつにしっかりとした意味を感じ、なんでこうなんだろう?という疑問を持つことなく、純粋にどっぷり楽しめた印象です。 仮の名をもらうけれど、自分自身の話もしたりなんかして……日常の延長線にあり、物語に”私”のまま溶け込める点も凄く良かったです。
体験時の気持ちを持ち帰りやすかったです。今でも鮮明に思い出せます。 また、他の誰でもなく自分が達成しなければならない一斉ミッションが課せられたり、翌朝にもちょっとした楽しみがあったり、他の参加者さんとの交流が生まれたり、他のイマーシブ公演ではなかなか体験できないことが多く、楽しかったです。 決して安くはありませんが、とても素敵な思い出になりました。
雨が降るたびに思い出す、大切な記憶です。
・1回だけでストーリーが把握できる。チェックインからチェックアウトまでしっかり世界に浸れる。
・泊まれることを最大限に使った作品だった
・演劇、空間美術、脚本の圧倒的完成度。体験としても参加者に花の名前を与えるなど、今までより一歩進んだ体験感となった。
・物語を追うばかりでなく、ただ世界観の中に浸り、ごく自然にその世界の住人として登場人物たちと共に過ごし、語らえたことが、何よりも尊い時間でした。
約4時間という長い公演時間の中に、敢えてシナリオ上の要素を詰め込みすぎず余白をつくることによって、泊まれる演劇という形式だからこそつくり出せる本当に贅沢な時間が生まれていたと思います。
また、そのようにして登場人物たちとの交流を深める時間を持てたことで、彼らへの思い入れが増し、物語にもより一層心を動かされました。
あの晩餐会に参加した夜のことは、今でも心に深く刻まれた大切な思い出です。
そして個人的には、この作品に深く感銘を受けたことが、イマーシブシアターにさらなる関心を持ち様々な作品に参加する契機ともなったので、今年のベストイマーシブに選びました。
・体験として非常に良かった。美しいお話だったし、ちょっとだけ怖い部分もあったし。日を跨ぐ演出とか、次の日まで続く演出とかいろいろ凝ってた。
そしてこれは偶発的要素ではあるんだけど、私が一緒に観たゲストとの体験が最高に素敵な体験を紡いでいた。これこそ一期一会と言う意味での一品だったから。
・完成度がとても高い、参加後心が動かされた。
・イマーシブとしての体験要素は勿論のこと、演劇的要素である演出・ストーリー・キャラクター、全てがあまりにも見事だった。 総合芸術だった。
・今年一番大号泣したので
・ずっと楽しさが詰め込まれていて最高だった
ムケイチョウコク「漂流する万華鏡」(12票)
2023年10月7日(土)〜11月26日(日) 古民家カフェ蓮月(東京)
コメント
・没入感がとても強い役、感想戦の満足度
・現実と非現実、どっちがどっち?となるような境を創るのがとても上手。ありそうだけど、ない。なさそうで、ある。その深みにハマっていくと、いつの間にか何度でもリピートしてしまう作品。
自分ではない誰かになるって、こんなに尊いことなんだ、という不思議な感情は、ここでしか味わえないと思います。
・【登場人物】として参加することも可能で物語に深く関われる。登場人物としてやり取りをする楽しさ、感動。また【黒子】として自由に好きなシーンを探しに行ける。ストーリーも、背徳的でありながら純粋な気持ちになれる。 とても素敵な作品でした。
・作品への没入度だけでなく、物語の構成やスタッフの対応、雰囲気がとても良かった
・古民家全体を使った雰囲気が良い。全ての演者が人と交流出来る身体を持っており、本当にその世界の住人になったかのような引き込まれ方をする。
役を当てられ、その人物として演じる体験も新鮮だった。他のイマーシブシアターにはない唯一無二の体験!
・古民家カフェ蓮月の構造を上手く使ったストーリー進行や、当日に参加者を見てから決める登場人物の配役などここでしか味わえない極上の物語体験がとても素敵でした。 またキャストさんたちの参加者をお客から登場人物へと惹き込む力が強くて参加する度に物語だけに向き合い体験することができたので。
・参加者にも発声が可能なイマーシブシアターはなかなか難しいように思います。自分が声を出すたびにその声の慣れ親しんだ響きによって現実に引き戻されてしまい、没入感が失われるからです。
しかし、ムケイチョウコクは巧みな登場人物の設定と練られたプロットを通してこの困難に打ち勝ってきました。
本作に登場人物として参加したときの1 on 1は他では決して得られないような素晴らしい体験でした。
・決して主流の形式ではないというか、観客にあそこまで喋らせて、短い公演時間中に観客と演者の間だけでなく、観客と観客の間の関係まで構築させようとするという、恐ろしく観客(というか人間)を信じて運営している恐ろしく尖ったコンテンツだから。
DAZZLE「Unseen you」(9票)
2023年9月1日(金)より常設 シャレイ白金(東京)
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・初めて建物に入って、通された空間が非現実とよく知った現実との中間にあるような、不思議な錯覚を覚えました。案内のアナウンスもどこか現実的なのに、やはり非日常的でもあって、そこから暗転して始まる物語も現実と幻想、過去と未来を行き来するような、まさに自身が物語に入り込んでいながら傍観者でもあるような感覚を楽しめる作品にすっかり魅了されてしまいました。
通うほどに見えていない部分が気になってしまいます。間違いなく今年一番夢中になったイマーシブ作品です。
・2022年に惜しまれつつもクローズしたお台場VenusFortの中で営業していたイマーシブシアター「Venus of TOKYO(通称VoT)」の続作品。続きでありながらVoTへ繋がる為の物語と言う作品であり、VoTを体験した人ならば必ず『…あぁ、これはあの時の!』と思う話がある。
VoT体験者が当時を思い出してドキリとする展開の数々やキャラクター達の魅力を知るのに、一度きりの体験では勿体ないと思う程の素晴らしさ。VoTを経験していなくてもしっかり楽しめる作品になっており、出来れば一般チケット・プレミアムチケットの両方の視点を楽しんで欲しい。
イマーシブシアターのパイオニアが魅せるこの最新作。ダークファンタジーが好きな人にオススメ。
・何よりストーリーが面白い。そして、どの場面も美しい。構造が複雑な物語であるにも関わらず視線誘導等の見せ方で観客に自然に理解を促すことが出来る演出力の高さも凄い。
全てにおいて頭一つ抜け出ている作品です。
・オープニングダンスと会場がどストライクに刺さりました。
・初めて見た時の衝撃が忘れられない
・距離感の圧倒的な近さ、完成されたパフォーマンス、どの登場人物を追っても満足感が非常に高い
ego:pression「MISSION8」(7票)
2023.0429-0507 Studio Flamme(東京)
コメント
・自由、泣ける、リピ前提ではないつくり、低価格
・エゴプレッションのイマーシブの中でも最高峰。イマーシブ初心者でも誘いやすく、経験者にもおススメしたい、そして何度も通いたくなるストーリー展開。
マルチエンディングなどではないのに回数を重ねたいと思わせる力がすごい。観客がそこにいる意味、役割を与えてくれていて、尚且つキャラクターへの感情移入もしやすい。
間違いなく今年のベストイマーシブ。
・安っぽくないエモ 参加感を生み出す(対象者多い)1on1と特別感のある1on1両方あり良かった
・イマーシブシアターに限らなくても、今年のベストコンテンツであった。 ストーリーライン、パフォーマンス、演出、テーマ性どれをとっても素晴らしかった。
イマーシブシアターとしては個別のシーンと全体のストーリーを伝えるシーン、これらの構成比に対するバランス感覚が非常に優れているように感じる。
団体名通り、感情を表現することにこだわりを持って制作に取り組んでいると感じる。 観客の物語への参与の仕方についても非常に工夫されている。
・狭い海沿いの場所を逆に活かした演出、開かれる・閉ざされることの意味、物語に繋がったOne on Oneの豊富さ、そして安定のダンスクオリティ
・SF設定と会場のロケーションもマッチしていて楽しかったし、進行にもノイズがなくスムーズに没入できて、何より愛おしいキャラクター達から純粋な感情に心を満たされて一番幸せに感じたので2023ベストにさせていただきたいです!新作公演も楽しみ!
体験する物語project「黄昏のまほろば遊園地」(6票)
2023年6月2日(金)~7月2日(日)東京ドームシティ(東京)
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・大人数参加でありながら、システム面やエンディングでしっかりと没入させていた。
・私が初めて参加したイマーシブです。元々ゲームやアニメ、漫画などに自分も登場人物の一人になったような気持ちで触れていました。それを目の前にいるキャストさんたち、一緒に参加する人たちも肯定してくれるのが新感覚で「こんな世界があったのか」と衝撃を受けました。
物語としては、東京ドームシティを舞台に様々な人の思いと記憶が交錯するオムニバス形式で、誰についていくかによって見え方が大きく変わりました。
私は最初に参加した際、事前に知っていた登場人物以外の人に興味をそそられ、結局3回とも彼についていきました。
最初は一目惚れ、密着したら人生経験が同じと分かり、離れがたくなってしまいました。
後から分かったのですが、その方を演じた俳優さんはまだ駆け出しとのこと。
何を言われても役として面白く、そして即座に返している姿に感銘を受けました。
また、東京ドームホテルやシアターGロッソ、野球の聖地東京ドームなど東京ドームシティという立地ならではの登場人物の背景設定も素晴らしかったです。
この作品を通じて出会った友人の一人は、今でも黄昏時の東京ドームシティに足を運んでいるのだとか。
この度大阪のひらかたパークでの再演が決定し、またあの物語の世界に触れられると思うと大変嬉しいです。あいにく仕事の都合で難しいので、私の分もどなたかがあの世界に浸れますように。
・同じ物語なのに選ぶルートやキャラクターによって全く体験が異なること。コメディちっくなものからシリアスまで幅広いテーマで飽きない、遊園地という舞台を惜しみなく使って広い空間で上演していたことも魅力だった
・自分の見たいもの・やりたいこと・話したい人を自由に選びながら、実際の遊園地を歩き回るという体験が物語への没入感を高めていて、自分も物語の登場人物になったような気持ちにさせてくれました。
また、物語の内容も非常に心動かされる内容で、とても感動しました。いろんな視点が観たくて複数回参加しましたが、まほろば遊園地での体験はどれも私にとって一生忘れることのできない大切な思い出です。
・大きい舞台となる遊園地、東京ドームシティで繰り広げられる100人規模のイマーシブシアターです。一人一人が楽しめ、さまざまな物語のキャラクターと関わり、小さな謎を解くことでキャラクター達のことを知り、キャラ達、そして自分について、深く考えられる作品でした。
夕暮れの遊園地を舞台というコンセプトがロマンチックで、少し狂った不思議な世界や、何よりキャラクター一人一人が客を楽しませようと笑わせてくれたり、そして生き生きしていて、自分だけの体験ひとつひとつが大事な思い出となりました。
世界観がとても素晴らしく、物語のキャラクター、そして役者さんまでも大好きになり、まほろば遊園地を沢山リピートしたくなりました。
・始まりは観客全員で、その後4つのコースに別れて色んな物語を経て、最後また観客全員集まる。全て繋がっていて、1度では見切れずたくさん参加し、身近な気持ちに共感したり、笑ったり泣いたり、素敵な作品でした。 作品もキャストの皆さん、とても最高でした!
DAZZLE「Lost in the pages」(4票)
2023年4月28日(金)より常設 ABAB UENO(東京)
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・芸術としての完成度が高いと感じるから
・文学というテーマを構成の観点から上手くイマーシブシアターの形式に落とし込んでいた。また、作品全体に対して1回の参加で把握できる量が多かったためイマーシブシアターに馴染みがない人にも紹介しやすかった(結局なんだったかわからないということが起きづらい構成になっていた)。
Rhizomatiks x ELEVENPLAY「Syn:身体感覚の新たな地平」(4票)
2023.10.6 Fri – 11.12 Sun TOKYO NODO(東京)
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・芸術性と新しさ、高級に作り上げること、幅広い層に受け入れられることを完璧にこなしていた。
・先端技術とダンサーの魅力と、舞台の仕掛けのバランスが最高で、本当に体験として最高だった。
・ハイテクと生のダンサーによる圧巻の空間とパフォーマンス
体験する物語project「ALICE IN THE NIGHT MYSTERY CIRCUS」(3票)
2022/12/9~2023/5/7
2023年7月29日(土)~8月19日(土)
2023年12月29日(金)~2024年2月3日(土)
東京ミステリーサーカス(東京)
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・今まで感じたことのない衝撃とこの上ない高揚感を得られた。 ここで繋がった仲間との時間が今の生きがい
・物語への誘われ方や終わった後の余韻がとても良く、現実と地続きの世界として物語を楽しめたから。
ムケイチョウコク「反転するエンドロール」(3票)
2023.4.21-5.13 Space & Cafe ポレポレ坐(東京)
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・唯一無二の物語体験が最高だったから!
・めちゃくちゃ心を持って行かれて、しばらくそのことばかり考えてました。
・舞台を2つに分ける壁を隔て全く異なる2つの世界が同居する世界で、2つの視点を見ることで始めてわかる真相に心を射抜かれた。 複雑に絡み合うストーリーラインを登場人物チケットを購入した観客を含め即興劇の中で構築させている緻密な構成に感服する。 一番好きな団体です。
daisydoze「Anima」(3票)
2023/12/9(sat)・10(sun)・16(sat)・17(sun) BnA_WALL(東京)
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・圧倒的なクオリティと、没入感。イマーシブシアターがアート作品になっていたところ。
・会場となったホテルと作品の融和感、ストーリーテラーとして役者が参加しているという形式も新鮮だった
・ダンスナンバーの振付、照明、衣装、が一番自分の好みでした
西武園ゆうえんち「没入型ドラマティック・レストラン 豪華列車はミステリーを乗せて」 (2票)
2023年6月から常設 西武園ゆうえんち(埼玉)
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・ホテルアルバートからのファン。最高に没入度や作り込みがすごい、かつ遊園地という万人に受け入れられるイマーシブとしてとても丁寧な作り。バランスが最高。
・観客との絡みも多く、部分的な情報をつなぎ合わせて犯人を考察するのが本当に面白かった。演出はもう一歩欲しいが、総合的な満足度はとても高かった
DAZZLE「百物語-君影草-」(1票)
2023年5月26日(金) ー 6月4日(日) 五條会館(京都)
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・京都の五條会館という建物と抜群にマッチしたストーリー、ダンス、演出。
場所ありきで作られた作品ではないのに、まるでここの為に作られたかのような親和性。
キャスト(キャラクター)や物語への関わり度合いもDAZZLEの百物語は他のイマーシブシアターと比べてもとても濃密。
儀式に参加し、同じ立場で“巻き込まれている”“共に抗う”といった体験が圧倒的没入感を生んでいる。
券種によっては傍観者として観ることもでき、関わるのが苦手という人の体験しやすさもある。
各々が導き導かれたどり着いた結果によりマルチエンドなのも何度でも観たくなる理由の一つ。
『公文協アートキャラバン事業 劇場へ行こう3』参加事業
「エブリ・ブリリアント・シング ~ありとあらゆるステキなこと~」(1票)
2023年8月11日(金・祝) ~ 8月27日(日) 東京芸術劇場(東京)
9月1日(金)~3日(日)穂の国とよはし芸術劇場PLAT(豊橋)
9月8日(金)~10日(日)オーバード・ホール(富山)
9月16日(土)~18日(月・祝)水戸芸術館ACM劇場(水戸)
9月22日(金)~ 24日(日)いわき芸術文化交流館アリオス(いわき)
9月30日(土)~ 10月1日(日)J:COM北九州芸術劇場(北九州)
10月3日(火)熊本県立劇場演劇ホール(熊本)
10月7日(土)~10月8日(日)高知市文化プラザかるぽーと(高知)
10月13日(金)~15日(日)茨木市市民総合センター(大阪)
10月17日(火)~ 18日(水)千種文化小劇場(名古屋)
10月21日(土)~22日(日)まつもと市民芸術館(松本)
さいたま国際芸術祭2023 (1票)
2023年10月7日(土)-12月10日(日) メイン会場:旧市民会館おおみや(埼玉)
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・圧倒的なイマーシブ作品でした。参加前後で、自分の価値観がガラッと変化する。 この作品を体験してこれからの人生を過ごせること、幸せに思います。
「芹星国際大学同窓会」製作委員会(日テレアックスオン・日本テレビ放送網・TRUSTAR・BS日本)ハイブリッド・イマーシブシアター
「同窓会~優しくて残酷な彼を偲んで~」(1票)
2023年1月11日(水)~15日(日) マリーグラン赤坂(東京)/オンライン
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・人気2.5次元俳優を多数起用したこの作品、座席に座ったまま観るという通常の観劇のような構造でありながらも物語の当事者にさせられるという巧い構成、メタ的な状況をうまく活かした設定(座席を立たずに観るレギュレーションを作中の心理実験として「君たちは助けないことを選んだ」という内容として昇華した)もよかった。なによりとても好みの巨大感情の地獄の味がしました。
ハウステンボス「ミッション・イン・サイレンス~呪われた絵画~」(1票)
2023/10/8sun-11/5sun ハウステンボス(長崎)
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・結局みんな津野作品好きじゃないすか〜
ムケイチョウコクぷらす「ひみつのひみつのリビングのうた」(1票)
2023年7月2日(日)8日(土) 相模湖交流センター アートギャラリー(神奈川)
2023年10月22日(日) 新宿区立 白銀公園(東京)
コメント
・子どもも大人も一緒に物語に没入して感動できる稀有なイマーシブ作品。
Punchdrunk「The Burnt City」(1票)
2022/3/22-2023/9/24 Woolwich Arsenal(ロンドン)
泊まれる演劇「ホテル・インディゴ」(1票)
2023/03/03 – 04/24 HOTEL SHE, OSAKA(大阪)
ベストイマーシブ以外で良かった作品
※上記の「ベストイマーシブ」作品もたくさんあがっていましたが、ここでは割愛させていただきます。
・TAIYO MAGIC FILM 「嘘っていうのは嘘」
・DAZZLE「百物語 -零レ桜-」
・九曜社「歪な人たち」
・スタジオエスケープ「漆黒の悟り」
・SCRAP×東京ドームホテル「月夜の変装ホテル」
・鬼滅の刃
・DAZZLE クルージング・イマーシブシアター「海へ還る風となって」
・SCRAP「ようこそ、ゼペット教授の異常犯罪相談室へ」
・サヨナラワールド「思い出の学校」
・スタジオエスケープ「マダム・ルクレールの交霊会」
・劇団ガラパゴス「刑事ボロネの奇々怪々な考察」
・メッセージ・イン・ア・ボトル
・めぐりあるきレストラン「ヒカリノトリー観測者達の集いー」
・DAZZLE「Venus of TOKYO再配信」
・株式会社オッドナンバー「Link! Like! ラブライブ! 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」
(コメント:イマーシブは謳っていないが体験はイマーシブシアターそのもの。月2回更新されるアニメーションと並行して、キャラクター自身が週3回の生放送を行いファンと直接交流しながら365日リアルタイムで物語が進行する。)
・宿泊型イマーシブホラーイベント「INFERNO LODGE」
こちらの項目でもいくつかコメントいただきましたので、ご紹介させていただきます。
・次点: ムケイチョウコク『漂流する万華鏡』
物語の中の具体的な登場人物の役を割り振られてそれを演じるという形式で体験できるイマーシブシアターは、おそらく現段階ではムケイチョウコクさんが唯一無二ではないでしょうか。
自分以外の誰かの役を与えられてそれを演じながら物語を体験するというのは想像以上に心を揺さぶられるもので、役の人物として感じた苦悩も喜びも、今も生々しく自分の中に残っています。
この作品では本当にものすごい体験をさせてもらったので、『雨と花束』とどちらをベストイマーシブに選ぶかだいぶ悩みました。
本当のところ、この2つは体験の性質がだいぶ違うので、比べることはできないとも思います。
が、最終的には、『雨と花束』が素晴らしかったからこそ『漂流する万華鏡』にも出会えたということで、『雨と花束』に票を投じることにしました。
・「MISSION8」「Anima」「嘘って言うのは嘘」は惜しい。
イマーシブ作品ってある意味、作品としては未完成で客が入って完成するんだけれども、そこを含めての効果がこちら三つは薄かったのでマイナス。でも十分ベストに近い。お客を無き物と考えるパンチドランク形式から客をも巻き込む参加型演出は日本のガラパゴスイマーシブシアターのひとつの要素と思うんだけど、それが加わって完璧な形で表現された作品か…パンチドランク形式のままかの差…かな。 ただだからと言って参加型が全方向で良いとも思ってないです。基本的には客は空気の方が「私」は安心して参加出来る。
いかがでしたか?
結果の感想は #ベストイマーシブ2023 を付けてつぶやいていただけるとうれしいです…!
イマーシブシアターに対する熱い想いをすごく感じたアンケートだったぴょん。
アンケートして良かったぴょん!また来年も開催したいぴょん!
今年はコロナ禍前の環境に戻ってきて、本当にたくさんのイマーシブシアターが増えましたね。
2024年もいろんなイマーシブシアターを楽しめますように…!