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FANTASIAのはイマーシブシアターとは言えない

イマーシブシアターの企画があるとの事でFANTASIAという音楽フェスへ行って来ました!レポは近日公開。
ここではそのイマーシブシアターの感想を書いていきます!
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まず…イマーシブシアター?
いや、イマーシブシアターではない。
というのが、個人的な感想。
私だってイマーシブシアターを理解してるわけじゃありませんが、イマーシブシアターと言っちゃいけないと思いました。
理由としては色々あります。

とりあえず、隣のステージに出ていた出演者が衣装のまま素で遊んでいる。
写真撮ったりね。ダンサーの若い女の子たち。
世界観を身内が壊してる。
隣のステージを衣装のまま客席から観てるのは100歩譲っていいとして、イマーシブシアターとうたっている空間では如何なものか。

これは、出演者への徹底したルール周知が無かったのでしょう。
びっくりです。
適当に作りすぎです。
雑な作りだったなーという印象。
イマーシブシアターとは、緻密に計算計算計算されて出演者の動作が作られる作品です。
このイマーシブシアターは「シアター」要素一切感じられず。
個人的にはただのフォトスポットです。
世界観を作り込んだイマーシブなフォトスポット。
そこに、役者?とも言えない、演技が小さすぎて素人に衣装を着させただけの、ロボットのようなモデルが、ただフラフラ歩いているだけ。

そのモデルさんも、やる事がなくて暇そうでした。もっと客に絡んでいけばいいのにな、と思いつつも、やる勇気が無いのだろうか。

会話が出来ない状態で、観客からも絡みにくい、無表情で愛想がなくて声をかけづらい、演技をしてるのかしてないんだかわからない、ストーリーや設定があるのだろうが、全く伝えられていない、ツイッターで内部情報を出しすぎていて急なキャスティングでリハもろくにやってないのが伝わってくる、作り手も出演者もプロ意識が感じられない、イマーシブシアターを舐めている!←

いや、わたしが何様って感じかもしれないが、イマーシブシアターファン目線、1万2千円払った客目線です。
そして、今まで日本でイマーシブシアターを行なったDAZZLEや、イマーシブシアターとは言ってないけど地下空港といった団体に大変失礼になるのではないかと思いました。

イマーシブシアターとは、並大抵の準備で出来るものではありません。
今回のは、ノリで作ってみた感が凄い。
とりあえず、部屋とか何個か作って衣装着させた人を歩かせときゃいいんでしょ、的な。
そんな内容でした。

100のストーリーを考えたのかもしれませんが、観客に伝えなければただの自己満足になっちゃうんですね。
勉強になる。
人のふり見て我がふり直せ、とはこの事です。
伝えるって大事。
交通整理をする人が居なくて、パフォーマンス中も、別の出演者が観客の前を通ったり、出演者同士で潰し合ってるというか…
世界観を壊すという理由で交通整理する人を設けていないのか、とも思ったが、終盤、なぜか警備員さんが来て交通整理をしはじめて、それの方が世界観ぶっ壊してるよ!とも思いつつ、色々凄いなって思いました。
あと、スリープノーモアを参考にして、観客に対するルールを決めたのかもしれないけれど、そのルールが全く意味無い形式でした。

ルール・狐の面を被る
→スリープノーモアでも仮面を付けます。それは観客が出演者と観客を見分けるという目的があります。今回のは、そういう目的は必要ではなく、狐の面を付けることに意味はなく、ただの遊びという事になっています。
これに関しては、特に問題は無いのですが…

私語を慎む
→あの空間で私語を慎む、というルールをなぜ設定したのかが疑問です。
一般のイマーシブシアターは、お芝居しているから私語を慎むというのは理解出来ますが、今回はお芝居の要素が一切無いので…
形だけ真似して、全く考えられてない作品。
イマーシブシアターと言ってはいけません。
今まで産みの苦しみで、イマーシブシアターを公演した団体に失礼だと思いますし、今回の体験者があれをイマーシブシアターと思ってしまったのなら残念です。

だって、

イマーシブシアター=フォトスポット

になってしまったから…
いや、お芝居の要素何も無かったからね…

そもそも1日限定のイベントにイマーシブシアター持ってくるのがミスです。
イマーシブシアターなんて、普通に考えたら相当なリハが必要になるのに、それを1日だけの為にやるなんて、相当力入れてやるんだな、と思っていたのに、蓋を開けてみたら、イマーシブシアターじゃなかったという。

出演者も可哀想。
全く成功してないと思いますので…
やってる方もよくわからなかったことでしょう…
飴細工のお兄さんも、喋っちゃいけないと言われてたのでしょう…可哀想。
役者の人たちも、普段はノンバーバルに縁が無い普通の役者を起用したのでしょう。

ノンバーバルの芝居をさせるのなら、普段からやってる人じゃ無いとダメだと思います。
わたしは演技の事全然わからなくて、特に芝居の上手い下手など全くわからないですが、この役者さんたちからは自信の無さが一気に伝わって来ました。普段はセリフで伝える事がメインだから、合ってるのか、探り探りでやってたのでしょう。

多分、わたしはノンバーバルのクオリティがトップレベルのディズニーのパフォーマンスをよく見てるから、余計そう感じるのだと思います。喋らないお人形さんみたいな役者さん、演技してるの?なんなの?みたいな…素なんじゃないかとも思うこともしばしば。ボーッと立ってたり座ってたり。愛着が一切湧かず、邪魔なんだけど…とか思われてなかっただろうか。もうちょっとオーラの出せる人じゃ無いと、素人っぽくて見てるこっちが気を使ってしまいます。セリフありで良かったんじゃ無いかな。
イマーシブシアター出演しますとツイッターでつぶやいてる人達は、同じ事務所所属の役者さんたちのようなので、こんな風に思われてしまって損だと思いました。
ブレイクダンサーさんやバイオリニストも、ただ衣装だけ着てて演じてないから浮いてしまって、いまいち世界観に入り込めてなかった感じ。
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はい、散々文句言ってしまいました…
イマーシブシアターと言っているからこんなに叩いてるのです。
イマーシブシアターっていう単語を出してなければこんな叩くことはしなかったでしょう。
その場合、わたしは行かなかったが。
イマーシブシアターという言葉を集客に利用したのでは?と憤りすら感じてしまう。(私はしてますが←)

なんと言えば良かったか、ちょっと考えてみます。

例えば

「イマーシブ体験」これなら全然問題ない。ほんと、これだけの差!
「江戸時代にタイムスリップしたような体験型スポット」とか(何時代の設定かは知りません)
「江戸時代に没入できる体験型スポット」とか…

でも、こんなんだと在り来たりすぎるから、日本に馴染みの無い「イマーシブシアター」という言葉を使って、新しい試みを企画したように見せたのでしょう…
イマーシブシアター詐欺だわ…

今後、イマーシブシアターという単語は流行って欲しいけど、程度の低い作品が巷に溢れませんように…
いや、イマーシブシアターの要素があるならいいのだけど、イマーシブシアターじゃないのにイマーシブシアターって言ってたらね…

仮に、これを日本人向けの日本独自のイマーシブシアターとするなら、敷居が下がって、より多くの団体が、イマーシブシアターというジャンルを発信していくことが出来るでしょう。

いいのかわるいのかわかりませんが、そんなFANTASIAのイマーシブシアター感想でした!
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